クローバーの約束。
「なんだーっそんなに俺が良かったか!」
「べ、別にそんなんじゃない…」
「ツンデレみーつーばー 」
「ツンデレじゃない」
「可愛いな〜」
もうやめてくれ…恥ずかしい
でもね、さっきの人達にかわいいって言われても嬉しくなかったけど
湊くんに言われるとすごく嬉しいんだ
…と、私と湊くんが話していると
冬織くんが頭をパコっと叩いてきた
「ってかお前馬鹿だろみつば」
「え?」
どうして急に冬織くんにバカと言われなきゃいけないのか…
「ナンパにはもっときつく言えよ」
「なんぱ?」
なんじゃそりゃ
「もしかしてお前知らねーの?」
「うん?」
私が首を傾けると冬織くんから盛大なため息をつかれてしまった
「もういい
ほら、遊ぼうぜ」
とても気になるけど…まぁいいか
冬織くんからカル〇スを貰ってその場にまた座ろうとすると
湊くんが手を差し出してきた
「泳がなくても水に触るくらいできるでしょ?
せっかく来たんだからさ〜」
「でも…」
「俺がいるから大丈夫」
もしかしてさっきの気にしてるのかな?
「頼りにしてる」
私は湊くんに支えてもらいながら
ヨタヨタと水の方へ行く