クローバーの約束。



足だけポチャンと入れてみる












「気持ちいい…」











立っているだけで暑くて汗ダラダラだったけど
足だけひんやりする





きっとこれ全身浸かったらもっと気持ちいいだろうな











「全身は無理だから…」











私は浅いところで足を伸ばしてペタンと座る



ちょうどお尻が水に浸かるくらいの浅さで
すごく涼しい











「気持ちいいなぁ」





「だろーっ」











湊くんは得意げに笑うと
バシャバシャと手で水をかけてきた











「ちょっと〜
パーカー濡れちゃったよ」





「じゃあ脱がせてあげようかー?」





「結構です」











そう言って私も仕返しに水をバシャバシャかけてやる













「うわー!今の砂も混じってたぞー」





「ほんと!?ごめんね〜!」





「うっそーっ!!」





「嘘つきダメなーんだー!」











またしても湊くんは水をかけてくるから
私も負けじとかけ返す





本当に楽しいなぁ





お互いにびしょびしょになるなんて気にもせずに水をかけあって楽しんだ





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