クローバーの約束。




片付けも済ませ、それぞれ解散して
今はリビングで湊くんと二人きり


お母さんは入浴中です











「今日は2人で入ろうな〜」





「嫌だよっ!ゲホッ」











まだ言ってるのか!


こないだ入らなかったからね











「恥ずかしいもゲホッん!」





「そう言わずにー」





「いーやーだ!」











ゆっくり入れないじゃん!




またしても私が拒否していると
何処からともなく声が聞こえてきた











「いいじゃない入っちゃえば」











その声の主はお風呂から上がってきたお母さん




ありえなくない!?


親なら普通ダメって言うものじゃないの!?











「いやだよ!」





「いいじゃない
お母さんも昔お父さんとよく入ってたわ〜」











そのお父さんはこの前あったっきり
一向に来てないけどね





まぁ来なくていいけど











「そういう経験も必要よ
さ、入ってらっしゃい!」











何がそういう経験も必要だ!!


私にはいらないよ!




でもお母さんにお風呂場まで押され、
結局タオルを巻いて入ることになりました





< 185 / 225 >

この作品をシェア

pagetop