クローバーの約束。
「もしもし」
『みつばが────────』
それを聞いた瞬間
俺は電話を地面に叩きつけた
みつばが…もう…この世にいない…?
うそだろ…なんだよそれ
「うわぁぁぁぁっ!!」
男なのに情けなく泣き叫んでしまった
電話は既に切れている
どうしたらみつばは助かった…?
みつばとはもう…二度と会えないのかよ
「みつばー!!!!」
どうしようもない
立ち止まって
ただクローバーを大事に持って泣き叫んでいると、ふわっと柔らかい風が吹いた
「みつば…」
そうだ、何を立ち止まってるんだ俺は
今するべきことはみつばにこれを見せることだろ
みつば、今から行くから
ちゃんとそっちでみてなよー!!
俺は涙を拭い、走って病院へ戻った