クローバーの約束。
「これ、みつばから何かあったら渡せって言われたんだ」
そう言って冬織は鍵のついた箱を渡してきた
みつば……俺を泣かせたいのかな?
こんなの…泣きそうだ
「昨日までの分の栞も入れといた
ただ、今日のはお前が栞にして入れておけよ」
「…わかった」
開けるのが怖い
鍵がこんなに重たいと感じたことはない
実際はすごく軽い筈なのに
「一人がいいだろ?
俺は行っとくよ」
「あー…ありがとう冬織」
「おう」
冬織には辛い役目をさせたな…
ごめんな冬織