クローバーの約束。
クローバー
半月後
ようやく退院の日になりました
まぁ手嶋くんは来て二日で退院したっきり
お見舞いにすら来なかった
まぁ今回は来るなんて約束してなかったからいいとしよう♪
「やっと退院だ〜っ♪」
「おめでとう姉ちゃん」
「ありがとう♪」
これでやっとアイス食べ放題♪
私達が病院を出ようとすると
「きーさーらーぎーみーつーばーさーん!
忘れ物ですよ〜!」
そう、吹き抜けの2階から
大声で言ってきたのは…
「手嶋くん?!」
「如月ーーー!!」
私の名前を叫びながら
2階から飛び降りたっ!!!
「えっ?!!!」
周りの看護師さんもびっくりしてる
でも着地は無事成功
よ、よかったよ…って思っていると
そのまま怒る看護師さんを無視して私に駆け寄ってくる
な、なになに?!
でもなんか…どきどきする…
「如月のバカー!!」
「ええっ?!」
なんで急にバカ呼ばわり!
ちょっとドキドキしてたのは何だったんだ…