クローバーの約束。
そんな、手嶋くんなんて言えるわけ無いじゃん
「う、うるさーいっ
手嶋くんには教えない!」
「なんでだよー!
どんなやつか俺が見極めてやるから!」
どんなやつって
手嶋くんだよ
ブーブー言いながらしつこく聞いてくる手嶋くん
本当に面白い♪
「ほらほら!教室着いたよ
ジャージ貸してくれるんでしょ?」
「そうだった
はい!3回くらい来たけど気にせずに!」
「えー!!3回も!
ありがたく着させてもらいます♪」
ロッカーから私に渡してくれる
3回着たって割にはいい匂いがする
って、変態かって…
「じゃあ着替えるから」
「じゃ、廊下で待ってる」
手嶋くんが廊下に出たのを見計らって
ジャージに着替える
絶対男なんて嫌なのに
手嶋くんだけは特別なの
変人だけど、サラサラしてて
なんだか一緒にいて落ち着く
もしこれが恋というなら
私は幸せだなって思う
そんなことを考えながらジャージに着替えて
手嶋くんとクローバー探しに出た