クローバーの約束。
story>>2

気持ち





クローバー探しに出て半月ほど経った


今日は始業式







夏休みかぁ…つまらない




たまに芽命が遊びに来るだけで
特に何もないもんな〜




そんなことを考えながらホームルーム
ボーっとしていると












「あ…」











階段のところで手嶋くんが何やら先生に怒られているのが見える





何したんだろう?







────お前はいつもそうだ。何度怒れば気が済むんだ?




────怒られるとやる気なくすー





────いい加減にしろ。





────わかったから







と、なんのことやらさっぱりわからない会話




てか、敬語使いなよ…











「おい、如月聞いてるのか
如月!」





「え?!」











私が違うのを見てるのがバレたのか
先生から睨まれてしまった





はぁ…早く終わってよ先生…











「以上だ!問題起こすなよ〜」











私が願うとすぐに終わってくれた





手嶋くんのほうを見るともういなくて
夏休みに入るから話そうと思ったんだけど…


教室に行く勇気はないからいいか…











「みつばー!帰ろう♪」





「部活は?」





「やすみ〜♪」





「そっか〜」











芽命が誘ってくれたから一緒に帰ることにする







芽命と話しながら下駄箱に行っても
キョロキョロと手嶋くんを探してしまう自分






いないなぁ…





< 42 / 225 >

この作品をシェア

pagetop