クローバーの約束。
story>>2
気持ち
クローバー探しに出て半月ほど経った
今日は始業式
夏休みかぁ…つまらない
たまに芽命が遊びに来るだけで
特に何もないもんな〜
そんなことを考えながらホームルーム
ボーっとしていると
「あ…」
階段のところで手嶋くんが何やら先生に怒られているのが見える
何したんだろう?
────お前はいつもそうだ。何度怒れば気が済むんだ?
────怒られるとやる気なくすー
────いい加減にしろ。
────わかったから
と、なんのことやらさっぱりわからない会話
てか、敬語使いなよ…
「おい、如月聞いてるのか
如月!」
「え?!」
私が違うのを見てるのがバレたのか
先生から睨まれてしまった
はぁ…早く終わってよ先生…
「以上だ!問題起こすなよ〜」
私が願うとすぐに終わってくれた
手嶋くんのほうを見るともういなくて
夏休みに入るから話そうと思ったんだけど…
教室に行く勇気はないからいいか…
「みつばー!帰ろう♪」
「部活は?」
「やすみ〜♪」
「そっか〜」
芽命が誘ってくれたから一緒に帰ることにする
芽命と話しながら下駄箱に行っても
キョロキョロと手嶋くんを探してしまう自分
いないなぁ…