クローバーの約束。
待ち合わせの公園に行く
約束覚えてるよね?
約束破らないよね?
そんなことばっかり考えてドキドキしてる
いつからこんなに約束に臆病になったんだっけな…
そんなの思い返したくもない
公園に着くと、浴衣姿の手嶋くんが立っていた
うそ、すごいかっこいい…
「て、手嶋くん…
遅くなってごめん」
今気づいたけど
意外と整った顔してる?
いや、良くも悪くも普通だ
中の上くらいかな?
でも何故かそれが神秘的な感じがして
とてもその姿に見入ってしまう
「ほんとにおそーいぞ!!」
「あ、ご、ごめん…」
怒っちゃったかな?
薄暗いからあんまりよく表情はわからない
「って、冗談
今さっき来たところ〜」
「え!?も、もう!びっくりしたじゃん!」
へらっと笑ってくれる手嶋くんが好きだなって
改めて思う
「てか、如月」
「ん??」
「すっごい可愛いな!
やっぱ、磨けば光ると思ったんだよ〜」
「なっ…」
不意打ちの可愛い…
こうも軽々と言えるなんて
意外となれてるのかな?なんて思ったり…