クローバーの約束。
「じゃあ行くか」
「うん♪」
手嶋くんを好きって気づいてから
何もかも楽しくて仕方ない
恋ってすごいなぁ…
「如月は何かしたいのとか食べたいのある?」
「うーん…」
夏祭りなんて小さい時以来だから
何がしたい。とかないな…
「ヨーヨー…ヨーヨーしてみたい」
楽しいって聞いたことあるから興味あったんだよね♪
私がそう言うと、手嶋くんは微笑む
「ヨーヨー楽しい!
じゃあまずはヨーヨーからな」
とても楽しそうに歩く手嶋くんの後ろ姿
それを見てるだけで私は幸せになれる気がする
「如月ー、はぐれるなよー」
「うん、大丈夫だよ」
ここで手でもつなぐ
なんてシチュエーションをよく聞くけど
私にはハードルが高すぎる
いくら手嶋くんでも触られるとゾッとするかもしれない
それをわかってて手嶋くんは一切触れてこないのか…
はたまた私のことが嫌いなのか…
楽しそうな後ろ姿を眺めていると
すぐにヨーヨーのとこについてしまった