クローバーの約束。
「如月がそばにいてって言うなら俺は離れない
行かない」
「手嶋くん…」
「どっちだ如月!!
いてほしいか!いてほしくないか!」
そんなの決まってるよ手嶋くん!!
って、その顔は知ってるんだね
本当に意地悪だなぁ
「手嶋くんいてよ!!
ずっと一緒にいてっ!!」
私はこれまでにないくらい大声で手嶋くんに伝える
手嶋くんがいい
手嶋くんじゃなくちゃダメなの!
「みつば!!来いっ!!」
"みつば"嬉しいな…
「み〜つ〜ば〜!!!」
私の名前を呼びながら両手を広げる手嶋くん
よし、行こう
大きく一つ深呼吸して一歩踏み出す
「湊くん!!!」
そして叫びながら
手嶋くんの胸に向かって階段を飛び降りた!
体が宙に浮く感覚
気持ちいい風が私を包み込む