クローバーの約束。
story>>3

新学期





1ヶ月ほど経って、二学期に入りました



あれから結局湊くんと連絡すらとってないから会うのは少し緊張する…





私が一人で教室に入って
机を見ると、クローバーが置いてあった




うそ…湊くん…
すっごく嬉しい…♪











「お!やっときた〜!
みつばおはよー」











いつからそこにいたのは
私の後ろからひょこっと顔を出した湊くん











「お、おはよう湊くん」











は、恥ずかしい…



すごくなんか照れちゃう






私が照れてるのに気付いているのか気付いていないのかわからないけど

湊くんの表情は少し曇る











「俺思ったんだけど、クローバーやっても枯れるから捨ててるよな…」





「え??」











なんで曇ったのかと思えばそんなことか…



私捨ててないのに











「捨ててないよ!
栞にして日付かいて保管してる♪」











せっかく湊くんからもらったのに捨てるなんて出来ないもん


って、付け加えると湊くんは少し顔を赤くしてしまった











「おー、嬉しいな
じゃあこれからも置いておく」





「うん♪」











そう言って二人で微笑み合う




幸せなひとときだ








私が幸せに浸っていると
おはよー!っと一際明るい声が聞こえてきた











「おはよー!みつば!…と手嶋くん」





「おはよう芽命」





「おはよ、神尾」











そう、いつもいつも元気な芽命が登場した





朝からテンションの高いこと高いこと





< 63 / 225 >

この作品をシェア

pagetop