クローバーの約束。
翌日
私は確認するべく湊くんの教室へと向かった
正確に言えば、永豊くんの所に
「あ!みつばーっ!」
「湊くん♪
あの…永豊くんいる?」
「おーいるいる!
永豊!みつばが呼んでる」
湊くんのおかげですぐに呼べちゃった
永豊くんはニヤニヤしながら近づいてくる
そのニヤニヤ本当にやめてほしい
「なに?やっと手嶋に言ったの?」
「う、うん」
本当はこんな人と話したくなんてない
でも確認しなきゃモヤモヤがとれないもん
「場所変えようか
手嶋もついてこいよ」
永豊くんと二人は嫌だったから
そう言ってくれたことに感謝
「いくぞ」
すごくすごくドキドキしてる
心臓破裂しそう
「ゴホゴホ」
相変わらず咳が出る
私が不安になっていると
湊くんが手を繋いでくれた
初めて手を繋いでくれた日から
よく手は繋ぐようになった
その手はとても優しくて温かい
とても落ち着く…
湊くんのおかげでだいぶ落ち着いてきた
「ゴホゴホ」
なんだろう…ストレスかな?
ストレスで咳ってでるのかな?わかんない
手を繋いだまま私達は中庭についた