クローバーの約束。




私は立つのもしんどくなってしゃがみこむ

本当にだるい











「みつばー、痛いの痛いの飛んで行けー
どー?治ったでしょー」











いや、いまそんなことされても笑えないよ…




本当にバカなんだもん…











「ゲホゲホっ」











激しくむせていると
喉が切れたのか…?吐血してしまった











「みつば!血!
救急車呼ぶから!」











やめて…そんな大袈裟にしないで…



そんな私の願いは湊くんにギュッとされて
その温かさに安心して意識を手放したから


叶わなかった








私どうなるんだろう??



嫌な予感がぐるぐると渦巻き
私を夢の世界へと落としていった





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