クローバーの約束。
ばか
あれから1ヶ月程たったある日
特に手嶋くんと話すこともなく
そもそも見かけないから
全く関わらずに時は過ぎています
まぁそんな物語みたいにうまくはいかないってことかな…
私と芽命も常に一緒にいるわけじゃないから
基本一人ぼっち
「ゴホゴホッ」
それにしてもなかなか治らない
風邪薬飲んでも治らない
「はぁ〜退屈」
こんなにつまらない生活はない
友達なんてできないし
勉強だって大嫌い
つまらないなぁ〜
私が一人でボーっとしていると
芽命が気にかけて近づいてくる
「みつば〜」
「芽命」
「まだ咳してるみたいだけど病院行った?」
「行ってない」
病院は嫌いだもん
独特の匂いが嫌だ
「も〜、ちゃんと行かなくちゃダメだよ?」
「うーん…行きたくない」
私がエヘッて顔して言ってのに
芽命は呆れた様子で見つめてくる
「ばか!私もついて行ってあげるから行こう?」
「えっ!?」
ついてきてもらえると心強いけど…
さすがに申し訳ない
「一人で行く
絶対に行くから安心して」
私が微笑んで言うと、芽命はまだ不安そうにしながらも頷いてくれた
約束しちゃったし
行かなきゃか