黒十字、邪悪なり
「よし」

グロック17をホルスターから抜き、両手で保持するマーフィ。

「俺がポイントマンで先導する。セシル兵曹長は後方警戒を」

「わかりました」

30名からいた怪異駆逐対策局部隊が二人とは心細いが、それでもたった一人よりはマシだ。

セシルとて若い娘。

不安と恐怖で折れそうだった心が、マーフィとの合流で何とか持ち直す事が出来た。

生き残った二人で、住居フロアを進む。

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