黒十字、邪悪なり
「ボサッとしてんなよ」
床に這い蹲って咳込むマーフィを見ながら、邪悪はまた薄笑みを浮かべた。
「お前達、誰の前に立っているのか分かってるのか?一瞬も気を抜ける状況じゃないんだぜ?」
肩を揺らして笑いながら。
「今お前達の前に立ってるのは、『自身の死』そのものなんだぜ…?」
邪悪は底冷えのするような戦慄の笑みで、セシル達を見る。
「っ…!」
震え上がった。
先日の一戦が嘘のようだ。
ゾロターンカスタムさえあれば、邪悪といえども勝てない相手ではないと思っていた、あれは思い上がりだったのか。
セシルは恐怖に雁字搦めにされ、トリガーを引く為に指を動かす事さえできなかった。
床に這い蹲って咳込むマーフィを見ながら、邪悪はまた薄笑みを浮かべた。
「お前達、誰の前に立っているのか分かってるのか?一瞬も気を抜ける状況じゃないんだぜ?」
肩を揺らして笑いながら。
「今お前達の前に立ってるのは、『自身の死』そのものなんだぜ…?」
邪悪は底冷えのするような戦慄の笑みで、セシル達を見る。
「っ…!」
震え上がった。
先日の一戦が嘘のようだ。
ゾロターンカスタムさえあれば、邪悪といえども勝てない相手ではないと思っていた、あれは思い上がりだったのか。
セシルは恐怖に雁字搦めにされ、トリガーを引く為に指を動かす事さえできなかった。