黒十字、邪悪なり
「…よかろう」

椅子の背凭れに体を預け、対策局長は呟いた。

「ゾロターンカスタムの支給について、承認しよう」

「…!…ゾロターンカスタム…かっこいいですね」

便宜上に付けた対策局長のネーミングに、思わず反応するセシル。

「何か言ったかね?セシル兵曹長」

「いえ!」

セシルは敬礼して見せた。

「許可頂き、有り難うございます!対策局長殿!」

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