恋の治療は腕の中で
入籍……。
勿論悠文と結婚することになんの不安もないしむしろ嬉しい事だけど、ずっと引っ掛かっていることが私にはある。
それは、悠文の家族の事だ。
悠文は、家族とは絶縁状態にあるから婚約したことは勿論私を家族に会わせるつもりはないらしい。
例えどんなに仲が悪くても私には悠文をこの世に産み出してくれたことを感謝したい。そして出来れば仲直りして欲しい。
無理なのかなぁー?
「どうした?なんか怖い顔してるぞ。」
私達は、医院長の家から戻ってコーヒーを飲みながらソファーに座っていた。
「うそっ?私どんな顔?」
「ここに、皺がよってる。」
眉間に指を刺された。
「イタッ。
もー、悠文ったら。」
「悪い、悪い。でも、何をそんなに考えこんでんだ?」
んー。どうしよう。何て言ったらいいんだろう。
「おまえ、まさか!?
今さら結婚止めるとか言うんじゃないだろうな。」
クスッ 珍しく悠文焦ってる。
「そんなんじゃないよ。結婚はしたいと思ってるけど……。」
「けど……。 なに?」
「言ったらきっと悠文怒るもん。」
「そんなこと言ってみなきゃわかんないだろ。」
「いや、絶対怒る。」
「あ~。分かった。絶対怒らないから言ってみ。」
「本当?約束だよ。」
勿論悠文と結婚することになんの不安もないしむしろ嬉しい事だけど、ずっと引っ掛かっていることが私にはある。
それは、悠文の家族の事だ。
悠文は、家族とは絶縁状態にあるから婚約したことは勿論私を家族に会わせるつもりはないらしい。
例えどんなに仲が悪くても私には悠文をこの世に産み出してくれたことを感謝したい。そして出来れば仲直りして欲しい。
無理なのかなぁー?
「どうした?なんか怖い顔してるぞ。」
私達は、医院長の家から戻ってコーヒーを飲みながらソファーに座っていた。
「うそっ?私どんな顔?」
「ここに、皺がよってる。」
眉間に指を刺された。
「イタッ。
もー、悠文ったら。」
「悪い、悪い。でも、何をそんなに考えこんでんだ?」
んー。どうしよう。何て言ったらいいんだろう。
「おまえ、まさか!?
今さら結婚止めるとか言うんじゃないだろうな。」
クスッ 珍しく悠文焦ってる。
「そんなんじゃないよ。結婚はしたいと思ってるけど……。」
「けど……。 なに?」
「言ったらきっと悠文怒るもん。」
「そんなこと言ってみなきゃわかんないだろ。」
「いや、絶対怒る。」
「あ~。分かった。絶対怒らないから言ってみ。」
「本当?約束だよ。」