恋の治療は腕の中で
元カレの大樹と別れて4年。中田くんは大樹の親友だった。
私は何度か中田くんに会ってる。大樹の態度が変わってからその事が気になってよく中田くんに相談に乗ってもらった。
挨拶も終わり皆がそれぞれに散ると中田くんは私に声をかけてきた。
「紗和ちゃん?だよね。
あ~やっぱり。
久しぶり。突然大樹と別れてそれっきりだったからずっと心配してたんだ。」
「ごめんね。あの時は色々相談に乗ってもらったのに結局ダメで。
中田くんに会わせる顔がなかったんだ。」
「いや、僕の方こそ力になれなくて、まったく大樹の奴見る目ないよね。
僕なら紗和ちゃんを手放したりしないのに。」
はははっ……。
中田くんてそんなに口が上手かったっけ?
「でも、まさか同じ職場になるとは思わなかった。
これからよろしく。
今度近いうちにご飯食べに行かない?」
「そうだね。近いうちにね。
あっ、そろそろ行かなきゃ。
それじゃあ。」
「あっ、紗和ちゃん!」
まだ何か話したそうだったけど、仕事中だし私は聞こえないふりして逃げてきちゃった。
私は何度か中田くんに会ってる。大樹の態度が変わってからその事が気になってよく中田くんに相談に乗ってもらった。
挨拶も終わり皆がそれぞれに散ると中田くんは私に声をかけてきた。
「紗和ちゃん?だよね。
あ~やっぱり。
久しぶり。突然大樹と別れてそれっきりだったからずっと心配してたんだ。」
「ごめんね。あの時は色々相談に乗ってもらったのに結局ダメで。
中田くんに会わせる顔がなかったんだ。」
「いや、僕の方こそ力になれなくて、まったく大樹の奴見る目ないよね。
僕なら紗和ちゃんを手放したりしないのに。」
はははっ……。
中田くんてそんなに口が上手かったっけ?
「でも、まさか同じ職場になるとは思わなかった。
これからよろしく。
今度近いうちにご飯食べに行かない?」
「そうだね。近いうちにね。
あっ、そろそろ行かなきゃ。
それじゃあ。」
「あっ、紗和ちゃん!」
まだ何か話したそうだったけど、仕事中だし私は聞こえないふりして逃げてきちゃった。