恋の治療は腕の中で
あれから何かにつけて中田くんは私に話しかけてきた。

そのたびに悠文の突き刺さるような視線に私は毎回ビクビクしてる。

「さ~わちゃん。

今日仕事終わりご飯でも食べに行かない?」

これで3度目のお誘い。

今日悠文は歯科大時代の友達と飲み会があるって言ってたから夕飯いらないし、何度も断わるのも悪いから私は中田くんのお誘いを受けることにした。

さすがに二人っきりって言うのはきが引けたので瑞季と心奈も誘って行くことにした。


場所はあれ以来きてなかった陵介さんのお店。私は正直来たくなかったんだけど、心奈がどうしてもって、中田くんもいるしまぁいっか。


< 81 / 163 >

この作品をシェア

pagetop