恋の治療は腕の中で

「紗和ちゃんお待たせ。

じゃあ行こっか。」

私は昨日の晩悠文に中田くんが仕事の事で相談があるらしいから今日話を聞きに行ってくることを話した。
悠文はちょっと考えてからお店が決まったら知らせる事と、何かあったら直ぐに連絡することを約束させられた。

「うん。ところで、どこ行くの？」

「着いてからのお楽しみ。」

しょうがない。お店に着いてから悠文にはメールしよう。

私達はタクシーに乗り走ること30分

私達は六本木のグランドハイアット東京に着いた。

ホテル？躊躇している私を見て中田くんは


「ここの6階にあるステーキハウスが美味しいんだよ。

僕の奢りだから沢山食べてよ。」


「そんな、悪いよ。」

「相談に乗ってもらうんだからこれくらいさせてよ。」