春、君を想う
ポジノンのライブでは、2人とも我を忘れて弾け跳んだ。小さなハコでのライブ。ステージと観客が一体化して、最高に盛り上がった。

『いやぁ!最高やったな!』

『うん…。でも、終わったら、なんか』

シュンは、少し寂しそうに笑った。祭りのあとは、心にポッカリと穴が空いたのやろうか。

『また、ライブのチケット取れたら誘うから!』

そう言うと、八重歯を見せて笑った。

『ありがとう』




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