蒼天の絆~夜空の琥珀2~
「アンタ、もう帰るの?」
「僕は犯人の特徴をよく見ているから、父さんと話をしないといけない」
「俺とセラの2人になるけど、いいの?」
「母さんを呼んでおくから平気だ」
「……抜け目のないヤツ」
「でも、この家の中で男は君だけなんだ。もし何かあったときは、君が彼女を守るんだよ。いいね?」
若葉くんの言葉に、郁人くんは口の端をクイと持ち上げる。
「やってやろうじゃん」
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