蒼天の絆~夜空の琥珀2~
「若葉くんだよ」
「え、マジ? コイツあの眼鏡? うっわ化けたなー」
「失礼な。コンタクトにしただけだよ」
「あっそう。それはそうと、なんでアンタまでここにいるの?」
「今日は一緒に帰ろうと思ったから」
「へぇ、好きにすれば」
素っ気ないわりには、突っぱねたりせず付き合ってくれる郁人くんに感謝。
若葉くんと郁人くん、2人に挟まれて家路を歩く。
……私たちの知らないところで、闇はもう、間近に迫っていた。