ミオちゃんにキス!!

「おっ、お前!XXX-04だな!」

「え?あれ~?もしかしておじさん、研究員?」

「ぼ、僕は榎本景臣博士の助手だ!」

ああ~。そっかそっか。

どっかで見たことあるな~と思ったら、リっちゃんと私を引き離した悪党だったのね。

「何しに来たの?ミオりんが研究所に脅し入れたはずでしょ?」

「お前達を諦めきれなくてな。僕個人の意思で迎えに来たんだ」

ふ~ん。ミオりんの脅しがきかなかったのかぁ~。

これはぁ、私のデ・バ・ン、だね!


「リっちゃんの笑顔を奪う奴は排除。悲しませる奴は私刑。泣かせる奴は抹殺」

ホウキに仕込んであるナイフを引き出して、キラリと光る刃を見せ付ける。

「な、ナイフ!?本物か!?」

「Sigur(もちろん)。本物だからね。キレちゃうよ♪」


< 105 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop