ミオちゃんにキス!!
MEMORY:10/レヴァンツィカ
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この家のキッチンは、どうしてバスルームに近いんでしょう。
もっと遠ければ聞こえなかったのに…。
「ほらほら、ツィカくんも耳を澄ませてごらん?リっちゃんのキャッキャッウフフな可愛いボイスが聞こえ――」
「黙りなさい変態」
確かに聞こえます。
耳を澄ませなくったって、入浴中のリリカがローズとバスルーム内で戯れてる声が。
もう夜ですから、入浴するのはいいんですが…もう少し静かに入れないんでしょうか…?
リリカの高い声に反応して、さっきから身体が落ち着きません。
「あ~あ。勿体ないね、ミオちゃん。女性体のままなら君も、あの仲間に入れたのにさっ」
「アル、うるさい。マジで黙れ」
椅子に座って前屈みになったラクラミオアーラの形相が凄まじいですね。
かなりキレてます。
……ん?前屈み?
「ラクラミオアーラ、具合でも悪いんですか?」