ミオちゃんにキス!!
「リリカ」
「ん?なに?」
上目遣いで僕を見るリリカ。
この綺麗な黒の瞳の中に自分が映る程、顔を近づけて――。
「大好きですよ」
頬に口づけを。
「ツィ…!ツィカ!?」
「ふふ、真っ赤ですね」
「だっ誰のせい…!」
「おやすみのキスですよ?」
リリカの大好きな笑顔をつくったら、顔を隠して丸まってしまいました。
「あうぅっ……ダメ…。キュン死する…」
「リリカ?大丈夫ですか?死なないで下さいね?」
「ツィカのせいで寿命が縮まった…」
「ハハッ、そんな大袈裟な――」
刹那。
リリカが急に顔を上げ、僕の頬に唇を寄せました。
「え…?」
キスを受けたと気づいた時には、リリカはすでにそっぽを向いていて…。