ミオちゃんにキス!!
MEMORY:11/リリカ



  ☆
    ☆


 ミオちゃん達との日常はとっても楽しい。

私が落ち込まないで毎日を過ごせるのはミオちゃん達のおかげ。

だからね。


「は?お礼?」

「うん!ミオちゃん何か私にしてほしいことない?フィールもアルも、ローズちゃんもツィカも!何かない?」

物をプレゼントして感謝を表すより、ミオちゃん達はこっちの方が喜んでくれる。

ロボットだから物欲というものがないみたい。

「お礼なんていらないよ。僕らはリリカのために造られたんだから。これが当たり前な――」

「リっちゃんがそう言うなら、遠慮なく」

ミオちゃんの言葉をアルが遮った。

お得意のニヤニヤ笑顔でこっちに近寄ってくる。

「アルは何がいい?」

アルなら「一緒に出掛けよう」とか言いそう。


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