ミオちゃんにキス!!

もしそうなら…。

「ごめんね…ミオちゃん」

私、無神経だったね。

ミオちゃんの顔が嫌いなわけじゃないんだよ?

むしろ大好き!

指通りのいいキレイな銀髪に、星のカケラみたいな赤の瞳。

ツィカとは正反対だけど、ミオちゃんはミオちゃん。

全部が大好き。


「ミオちゃん、起きて」


そっとキスをした。


二人きりのリビング。


ミオちゃんが目を覚ます。



「天然鈍感、浮気性のボケ女リリカ」

開口一番、ミオちゃんのお口は悪かった。

「君のせいでフリーズするわエラー発生するわ、終いには強制終了。最悪なんだけど」

「ご、ごめんね!総合的に見たらミオちゃんが一番好きなんだよ…!信じて!ね?」

「………ふん」

謝ったけど、ミオちゃんはむくれて腕組み。

どうやったらご機嫌直るかな…?


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