ミオちゃんにキス!!

「リリカよりも研究所を選んだくせに…!」

「仕方ないでしょ。ミオちゃんの脱走が見逃されたのは俺らが残ってたからだ。全員抜け出してたら全員連れ戻されてたよ」

アルの言葉にミオちゃんはギュッと唇を噛んだ。


「みんな帰りたかったんですよ。リリカのもとへ」


ツィカが私の手を握る。

信じてほしい、と彼の青いガラス玉の瞳が訴えかけてくる。


「……うん。わかってる。みんな、ありがとう…」


笑顔を向ければ、みんなも笑ってくれた。


「私、またみんなと一緒に暮らしたい!いいよね?ミオちゃん」

「えっ!?あ……リリカが…そうしたいなら…」

「ヤッター!ありがとう!!ミオちゃん大好き!」


ローズちゃんの腕から抜け出してミオちゃんにガバッと抱き着く。


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