ミオちゃんにキス!!
「おはようございます、リリカ」
私の気持ちなんてそっちのけでニッコリにこにこな騎士様。
「あ…うん。おはよう、ツィカ」
朝っぱらからツィカの眩し過ぎるスマイルにやられた。
ツィカの微笑みは凶器だよ。
爽やかなお顔に甘々ボイスつき。
……キュン死する。
「リリカ…?」
「え?何?」
呼ばれたから返事をしたら、なんだか悲しそうな表情をされた。
「これも忘れてしまいましたか?毎日“おはよう”の後に、“大好き”のキスを僕の頬にしてくれましたよね」
「う、嘘!?」
そうだっけ!?
いやその…ちょっとは記憶にあるけど…毎日!?
「僕のメモリーは嘘をつきません」
そう言ってツィカは私の頬にキスをくれた。
ロボットだけど、柔らかい唇。
甘くて、ちょっぴりくすぐったくて、照れ臭い。