ミオちゃんにキス!!

「こ、これって昨日の博物館だよね!?どうしよう!?ニュースになるなんて!」

「大丈夫ですよ。世間はしばらくすれば落ち着きますから。問題は研究所です。僕らが起動したと知ったら回収しに来るかも知れません」

深刻な表情をするツィカ。

もし回収命令がきたら、また離れ離れだよ。

せっかく会えたのに…そんなの嫌…!


その時、トーストの乗ったお皿を片手に、アルがリビングへやって来た。

「その研究所にさ。昨夜、ミオちゃんが突撃していったらしいよ?」

「え…?ミオちゃんが?」

夜中に外出してたんだ。

知らなかった。


アルは持っていたお皿をテーブルにコトッと置いた。

私の目の前に食欲をそそるアツアツのトーストが。

「そ。で、もし俺らを回収しようとしたら、自爆機能作動させるから覚悟しろって脅したとさ」


え?自爆機能…?

なにそれ?


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