ミオちゃんにキス!!

「うん!いただきます!」

アルはお料理上手さん。

見た目は危ない赤毛のお兄ちゃんだけど、家事専用ロボットなだけあって料理に洗濯、お掃除、買物は大得意。

また昔みたいにキッチンはアルに任せようかな。


モグモグ食べながら、ふと疑問。

「みんなは充電したの?」

みんなのご飯。

エネルギーは充電バッチリ?


「俺は終わってるから大丈夫~」

「僕もです」

「あああっ!私まだだったぁ~!!」

ローズちゃんが耳から勢いよくコードを引っ張り出す。

「俺も、充電しなければ」

フィールもこれからご飯なんだね。


「あれ?ミオちゃん、どこ行くの?」

リビングから出て行こうとしていたミオちゃんの背中に呼び掛ける。

いつもなら一緒にご飯(エネルギー)食べるのに(充電するのに)。


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