ミオちゃんにキス!!
「ごめんね…。私、ミオちゃんの気持ちに全然気づかなくて…」
私が鈍感だから。
いや、半分はミオちゃんの鬼畜っぷりのせいだけど。
「私もミオちゃんが大好き」
「………リリカ、恋の意味わかってる?」
「わ、わかってるよ?」
「………家族愛じゃないんだよ?」
「うーん……ミオちゃんのことは家族としても好きだよ?」
「僕は嫌だ。男として好きって言われなきゃ男性体になった意味がない」
「お、女の子じゃダメだったの…?」
言った瞬間、ミオちゃんは怒りの形相で立ち上がった。
「ほら!!やっぱりリリカはわかってないよ!!僕が女性体じゃダメに決まってるじゃんか!」
自分の胸に手を当てて、ミオちゃんはさらに言う。
「リリカを愛したいんだ!人間の男みたいに!僕はそう望んだ!だから男性体になったんだ!」
「ミ、オ…ちゃん…」
「リリカが泣くことになってもお姫様のラクラミオアーラから変わりたかった。リリカが、好きだから――!」