ミオちゃんにキス!!

ミオちゃんの瞳がキラリと光った。

星のカケラのような――赤い光。


「わかってよ、リリカ。僕の本気。人間に造られた機械のよまい言じゃないんだ」


ミオちゃんのほんのりあったかい手が、私の頬に触れる。

至近距離で覗き込む、お互いの瞳。


「……今、私。ものスゴク貴重な経験しちゃった」

「へ…?」


間抜け顔になったミオちゃんに突撃!


「ギュ~!」

「うわっ!?」

不意打ちでミオちゃんに抱き着いてみた。

嬉しさを伝えるため。

それと、照れ隠し。

ドキドキドキドキ――胸がうるさいの。


「あの鬼畜が売りのミオちゃんに胸キュンな告白されたぁ…!」

「はぁ!?リリカ!?茶化し――」

「大好きミオちゃん!!」

「っ!?」

「もう男性体とか女性体とかロボットとか関係ない!ミオちゃんが好き!!」


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