ミオちゃんにキス!!

満面の笑顔で伝える。

どんなミオちゃんでも、大好きだから。

「男でも女でもロボットでも、“ミオちゃん”を愛してる――」


……かなり照れ臭い。

けど頑張った!

頑張ったよ私!


ちゃんと声に出して告白したら、ミオちゃんの動きがピタリと止まった。


「ヤ、ヤバイ……想定外の回答っ…。何このデータ…どこに、どう…処理すれ、ば…っ………」


「ミオちゃん…?」


「…………」


「あれ…?ミオちゃん?大丈夫…?」


「…………」


「おーい。ミオちゃ~ん」


「…………」


反応なし。

私を抱き留めたまま機能停止。


え…?

本当に…止まったの?

ミオちゃん!?


まさかまさか…!


「フリーズしちゃったの!?」



< 64 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop