ミオちゃんにキス!!
焦った私はアル達に助けを求めるべくキッチンへ。
ミオちゃんがフリーズ!って伝えたら、しばらくほっとけば動き出すと言われた。
「ほっとくだけで大丈夫なの?」
「だーいじょうぶ。今は処理中だから、そっとしといてあげて」
アルが言うと深刻さに欠けるよ。
ミオちゃん止まっちゃってるのに!
「頑張ってリリカの言葉の意味を考えているんですよ。フリーズする程、必死にね」
ツィカが後ろから私の肩を抱いてくれた。
すると、隣にいたローズちゃんが…。
「ねえねえ、ミオりんにどんなショッキングなこと言ったの?」
「え!?ショッキング……だったのかな…?」
ショッキングって、あんまりイイ意味じゃないよね。
あの答えじゃダメだったのかな…。
ションボリモードになっていたら、不意にフィールと目が合った。
椅子に座って充電中の王子様は、私に向かって一言。
「愛してる――だろう?」
「へ…?」
「きゃああ!!リっちゃん!愛の告白したの!?ミオりんにだけズルイ!私にも私にも!」
「フィール!?聞いてたの!?」
フッと鼻で笑うだけの金髪王子様に、ムカリ。
いいもんいいもん!
胸張って言えるもん!
私が一番大好きなのは、鬼畜でも女王様でもミオちゃんなんだからー!!!!