ミオちゃんにキス!!
「ジュース持ってきた」
手際よくオレンジジュースの入ったコップを並べていくミオちゃん。
「うわー!美人!榎本さんの弟さん!?あ、もしかしてお兄さん!?」
キレイなミオちゃんを見て船橋さんのテンションがさらにハイになった。
「えっ…と」
どうしよう。
なんて答えよう…。
ミオちゃんのことは秘密にしてたんだよね。
「銀髪とか、すごい色だけど似合ってますなぁ」
田中さんが受け取ったジュースを飲みながら感心したように褒める。
「あれ?でも確か榎本さん…兄弟はいないって言ってなかった?」
鈴村くんに痛いところを突かれ冷や汗が出た。
「その…彼は――」
「僕はリリカの愛玩人形。ようするにオ・モ・チャ」
へ?
「リリカは僕がいないと寝れないし、かまってあげないと寂しくて泣いちゃうんだよ。そうだよね?リ・リ・カ」