ミオちゃんにキス!!


 リリカは目をキラキラさせてロングスカート姿の僕を見つめた。

髪にはちゃんと銀髪のウィッグ。

切る前みたいにウェーブかかってるタイプ。

「ミオちゃん……ミオちゃんだぁあ!!私のミオちゃ~ん!!」

熱烈に抱き着いてくるのはいいけどさ。

何?この喜びよう。

やっぱり僕は女性体の方が良かったの?

「……こういう時にムナシイって言葉を使うのかな?」

「どうしたのミオちゃん?何が虚しいの?」

「いや……何でもない」

リリカに言ったって理解できないでしょ。


「ふふふ。やっぱりミオちゃんはこれだよね~。スカート、よく似合ってるよ?オ・ヒ・メ・サ・マ」

「解体処分してやろうか?アル」



そんなこんなで、スーパーへ。





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