ミオちゃんにキス!!
「ねえ、ミオちゃん。こっちのアーモンド入ったチョコと、あっちのクッキーにチョコべったりとどっちがいいかな?」
リリカがお菓子の前で迷ってる。
小学生、否、幼稚園児なの君は?って言ってやろうか。
「俺はアーモンドがいいな~」
持っていた野菜をカゴに入れると、アルがリリカに後ろから抱き着いた。
僕の中で「アルがリリカに抱き着いた回数」のデータが上書きされる。
昔のデータと合わせると2118回目。
ツィカやローズよりは少ない方だ。
「あれ…?リっちゃん」
突然アルが怪訝そうな顔をした――と思ったら。
「君さ、可哀相なくらいマナイタだね」
とか言って揉み始めた。
後ろから。
リリカの胸を。
「あああああアルゥウ~!!!!!!!」
案の定、リリカの顔は真っ赤。