ミオちゃんにキス!!
「何すんのよぉ!!ヘンターイ!!」
「アハハハ」
「アハハじゃな~い!!」
「揉まれると育つらしいよ?ミオちゃんはヘタレみたいだから、今日から俺が毎日揉んであ――」
黙らせるべく、ドカッ!――とアルの背中に飛び膝蹴り。
それから真っ黒オーラを全開にして笑顔で睨む。
「アルツァール、地獄を見たいらしいわね。解体処分、粗大ごみ、リサイクルショップ行き。ご希望はどれ?オススメは粗大ごみよ」
「俺としてはリサイクルショップに行ってまたリっちゃんに買われた――」
「誰が買わせるか。こんなヘンタイロボット」
「おおー…すんばらしく恐ろしい見下し目線…」
足の裏でアルの背中をグリグリしてから僕はリリカの手を握った。
「リリカ、ヘンタイはおいて先に帰りましょう」
「ふえ!?いいの!?買物は!?」
「アルが買って帰るわよ。ほら、来なさい」
そして僕らは手を繋いだままスーパーを後にした。