ミオちゃんにキス!!
あうっ…不機嫌?
次はどうくるのか身構える。
けど、ビックリなことにミオちゃんは私の胸から手を放した。
「リリカ…」
ゴロンと横になったミオちゃんにギューッと抱きしめられる。
「ミオちゃん?」
「………ごめん」
「え…?なんで、謝ってるの?」
「優しく触るって言ったのに、やっぱり無理だった。性格設定上、僕は常にどうやってリリカをイジメようか考えるから、優しくって難しい」
ミオちゃんが首を動かして、私の額に自分の額をコツンとぶつける。
「どうしたって君を――イジメたくなる」
ミオちゃん…。
謝らないでよ。
ミオちゃんは優しくしようと努力してくれたんでしょ?
私のために頑張ったけどやっぱりダメだったんだよね?
なら…。
「そんなミオちゃんが私は大好きなの。だから、謝らないで?ね?」