ミオちゃんにキス!!

景臣が「ずる休みなんか許さん!」て怒鳴らなかったら休んでただろうね。確実に。



――やだよぉ……行きたく、ないのぉ……



景臣が行ければ、リっちゃんだってここまで駄々こねなかったんだよ。

教室で後ろを振り向いた時に、自分の家族の顔がない。

これがリっちゃんにとっては一番辛いことみたいでさ。

自分は独りぼっちなんだって、改めて感じちゃうからなんだろうな。



――ならリっちゃん。俺が行ってあげるよ



当時、まだローズちゃんとツィカくんは造られてなかったから、代わりに行くなら俺かミオちゃんかフィールくん。

フィールくんは絶対却下でしょ。

学校で下僕モードになったらヤバイ。

ミオちゃんもね。

女王様プログラム発動して先生方に迷惑かけそうな予感がプンプンするよ。


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