ミオちゃんにキス!!

だから、俺。

俺なら家事専用ロボットとして造られてるから人間社会に対する適応能力もバッチリ。


……なのに。

ニッコリ笑顔で提案したら、物凄い勢いで拒否された。



――ダメダメダメ!!アルはぜーったい来ちゃダメー!!



え?なんで?

なんで俺、こんなに拒否られちゃうのかな?


理由を聞いてみたら小学生リっちゃんはこう言った。



――アルは怖いの!みんながビックリしちゃう!



え?

俺ってそんなに怖面?

確かに、目つきはキリッとしてて髪も目も赤いうえに背だって192.6あるけどさ。

これくらいでビビっちゃう?



――黒いお洋服着たアルはマホウ使いじゃなくてコロシ屋さんなの



待て待て待て。

俺が殺し屋?

それはちょっと酷くない?



――だから、アルは家でいい子にしてて?ね?



………マジかよ、リっちゃん。


< 91 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop