ミオちゃんにキス!!
果ては「ケッコンして下さい」なんて言い出す女の子まで。
ふふふん。
どうよリっちゃん。
俺の変身っぷりは。
リっちゃんのご機嫌を確認するべく顔を見たら、リっちゃんはポカンとしてた。
リっちゃ~ん?と手を振ったら「どちらさま?」とか返ってきて、な~る程と納得。
――リっちゃん、俺だよ。アル
――ふえっ!?アル!?
――そう。俺はリっちゃんの魔法使いだからね。変身して来ちゃった
リっちゃんが寂しくて泣かないように。
魔法使いの俺が魔法をかけてあげる。
――あの人、リリカちゃんの家の人?
――すごくカッコイイね!リリカちゃんうらやましい!
俺がかけた魔法のおかげで、リっちゃんはあっという間にクラスメートに囲まれた。