ミオちゃんにキス!!
「で、フィール、どうしたの?何かあった?」
マイ・プリンセスに話し掛けられハッとなる。
そうだ。レヴァンツィカなんてどうでもいい。
「することがなくなったので、マイ・プリンセスの指示を仰ごうと」
「え…?また何か、命令しなきゃなの…?」
あからさまに嫌そうな顔をされてしまった。
まだ下僕プログラムは発動していな――。
「ハァ…どうしようかな…。何かフィールにできることは…」
ん?……今、マイ・プリンセスが溜息を?
溜息――溜息――…
「………マイ・プリンセスの溜息を認識」
「は?フィ、フィール?」
「プログラム発動します」
「え……ええええっ!?フィール!?」
カギは溜息。
彼女のそれに反応して俺は下僕モードへと切り替わる。