ミオちゃんにキス!!

「マイ・プリンセス!君の命令を求める。さあ、何でもいい。俺に何か言い付けてくれ…!」

彼女が座る椅子の前でひざまずき、下から見上げる。

「え?えっと…ど、どうしよう~!ツィカ~!」

「やれやれ、ですね。リリカ、忘れてしまいましたか?トゥランダフィールの取り扱い方」


俺の取り扱い方?

何を言って――。

「こうしてあげるんですよ」

レヴァンツィカはマイ・プリンセスの手を取ると、その手を俺の頭に乗せた。

しゃがんでいるから、彼女の手は容易に俺の金髪に触れることができる。

「ツィカ?これで…どうなるの?」

「撫でてあげて下さい」

言われた通り、マイ・プリンセスが俺の頭をそっと撫でる。


「………リ、リカ…」


無意識に彼女の名前を呼んでしまった。

されるがまま、マイ・プリンセスの手の温もりを感じる。


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