続編☆やっと捕まえた
真美は、達也がお気に入りなったらしく

本を読んでもらって嬉しそう。
優人は、離乳食とおっぱいでお腹いっぱい。
ベビーベットでスヤスヤと寝息をたてていた。

「真美?そろそろ、おやすみの時間よ」

歯磨きを済ませ
真美を寝かせた。

ガチャ、ドアを閉めた。

「真美寝た?」「うん、グッスリ。」

私は、ウイスキーと氷と
簡単なおつまみを
用意して二人のテーブル横に座った。

「直人、これなんだけど、」
達也のお店のデザイン画

「なんか、ピンと来なくてさ。」
「これか、う〜ん、なんか、在り来たりだな。」

「だろー。俺としては、ほっと出来る
空間でいて、異国の地にいる感が
欲しいんだよ。」
提案図を覗き込み
「なら、こんな感じは?」
私は、思わず、ペンを取り
何箇所かに
修正を加えた。
「お〜!こんな感じだよ!」
「葵…。あ〜。いい、うん、」
達也と直人は、目を合わせ
何か合図した。
「葵…。お前がやってみるか?」
「へぇ??でも…。」
「葵…。やりたくないのか?」
「……。やりたい。やらせて!」
「あははは!では、葵さん、お願いします。」

「…。はぁ、はい!頑張りまふ…。」

「直人、ありがとな!じゃ頼んだ!
予算は…」
「いいよ。達也が用意出来るだけで。充分だ。」
「ありがとな。助かるよ。俺は、新メニュー考える!美味いの!」
「おー!楽しみにしてるぞ!」
それから、学生時代の馬鹿な話しで盛り上がり、
嬉しそうに帰っていった。

ソファ〜に座り
「直人、ありがとー。」
「仕事したかったんだよなぁ?」

「たのしんでやってみろ。焦らずに」
「うん。」
二人の唇が重なった。
< 19 / 25 >

この作品をシェア

pagetop