続編☆やっと捕まえた
偶然と必然?
私は、ゆっくり歩いて
カナめんの病院まで通った。

出産が楽になると言われて
体を動かすようにとアドバイスされたからだ。


カバンのスマホが鳴った。
取り出そうと斜めになった肩。

横を凄いスピードで、走ってきたバイク

「あっ!危ない!!」ガシッと
引き寄せられた。

「葵さん。危ないですよ。大丈夫ですか
気をつけないと。」
「あっ、高井さん。ありがとうございます。ところでなんでこんなところに?」
「仕事でね。澤井要のところへ」
「カナめんとお知り合いなんですか?」

「プッ、カナめんって?澤井先生のことなんですか?」
「中学の同級生なんです。で私が通ってる病院で。」

「なんだか、偶然が重なりますね。」
「うふふふ。ほんとに!!」
彼女は、ふんわりした笑顔を見せた。
彼女から香る甘い香り。
やっぱり、俺…。好きになってる。

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